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GRAHAN SECRET 採用担当が行く！CSS職場紹介ツアー！

TOUR 04

世話役制度編

新入社員が一人前のグランドハンドラーとして、また自身も更に成長していくため、CSSには先輩社員が新入社員とマンツーマンとなって、日々の業務から日常生活まで幅広くサポートする『世話役制度』という教育制度があります。今回は、現役の世話役として新人指導に携わるお二人に、世話役とはどんな存在か、どんな指導をしているかを伺いました。

TOUR GUIDE

ランプ課山本恵都

ランプ課榎本直宏

PART.01 手取り足取り指導して、立派なグラハンスタッフに。

井上

私も新人時代には、世話役の先輩に大変お世話になりました。社会人としての心得からグランドハンドリングのイロハまで、色んなことを教われる『世話役制度』って本当ありがたい制度ですよね。新入社員一人ひとりに対してマンツーマン、というのがまず手厚い。

新入社員にとっては、専属のコーチのような存在だからね。僕は今回初めて世話役上司に任命されたけど、グランドハンドリングって業務内容をただ説明すればいいってものじゃなく、刻一刻と変わる現場の状況に対してどのように行動していくかが大切で、それを細かく教えていくのは簡単じゃないと改めて思ったね。

榎本

私たち二人が所属するランプ課での例を挙げるなら、GSEの動かし方はもちろん、荷物の持ち方、積み込み方、体の動かし方まで指導しているよね。

山本

井上

体の動かし方まで指導するって、まるでアスリートですよね。

重い荷物を運ぶことも多いから、体の使い方を覚えるのは超基本であり、意識すべき大切なこと。現場での立ち回り方も分からないだろうから、新入社員のすぐそばで様子を見ながら、ちょくちょく声をかけるようにしています。

山本

「この荷物はこう持つと負担が少ないよ」とか「このスペースではこんな体勢で動いて」とか、本当に細かいよね。上手な立ち回り方を体得できれば、体の負担を減らすこともできるし、女性だって重い荷物が動かせる。体力勝負の仕事だからこそ、体への負担は最小限に抑えないとね。

榎本

井上

今年もまたやってきますが、新入社員が一斉に入社する時期になると、CSSのあちこちで『黄色いヘルメット』が見られますよね。

世話役に指導を受けている新入社員は、『黄色いヘルメット』をかぶることがCSSのルールだもんね。自分はまだ勉強中だって誰の目にも分かるように、自動車の初心者マークと同じだね。だいたい入社半年で『白いヘルメット』をかぶれるようになると「グランドハンドラーの仲間入り」

山本

井上

私もヘルメットが変わって、黄色から白色にレベルアップできたときは本当に嬉しかったです！グランドハンドラーとしてのスタートラインに立てたように思いました。

一人前のグランドハンドラーとして認められるためには、業務内容や現場での動き方だけを覚えればいいというわけでもない。現場で扱うGSEの資格も必要だからこそ、特にトーイングトラクター（タグ車）の資格は早いうちに取得できるように指導しているよ。

榎本

井上

トーイングトラクターはお客様の荷物や貨物を運ぶランプで大活躍のGSEだから、最初に資格を取る社員が多いですよね。私も早い段階でトーイングトラクターのOJTを受けました。もともと自動車の運転も苦手だったのですが、今では自動車もトーイングトラクターも危なげなく運転できるようになりました。

トーイングトラクターに限らず、さまざまなGSEの操作には相当な練習を重ねて資格を取得しなければ始まらない。仕事の合間には世話役とは別に『教官担当』の上司から指導してもらう必要があるんだけど、「ほら！話は通してあるから、自分から声をかけて教えてもらいに行って」と社内間の良好なコミュニケーションを取り持つのも世話役の仕事だね。

山本

井上

新人が一人前のグランドハンドラーに成長するために様々な角度からサポートされているのですね！

PART.02 これまでに教わったことを、
次世代に伝えていく世話役たち。

井上

今は世話役であるお二人も、新人時代は世話役からビシバシ指導を受けられていたんですか？

もちろん！私の世話役だった方は大ベテランの先輩で、ランプ業務だけでなくグラハン全体に精通したスゴい先輩だったの。新人当時の私はタイムプレッシャーを強く感じる性格だったから、「早く仕事を間に合わせなきゃ！」って常に焦ってたけど、先輩には「大丈夫、落ち着いて」って言葉を何度もかけてもらってたなぁ。

山本

井上

わかります！飛行機のステイタイム内に作業を終わらせないと！って思うと、どうしても焦りますよね。

テキパキ仕事する意識が大切だけど、それが焦りになってしまうと作業が雑になったり、見落としたり、怪我をする原因になる。急ぐ時こそクールに落ち着こうってことだね。実は世話役に指導してもらう期間が終わった後も、私が焦っている様子を見かけると、遠くから「落ち着いて」とジェスチャーで伝えてくれてたんだよね（笑）。優しいよねぇ。

山本

井上

世話役期間が終わった後にも気にかけてもらえるんですね。そういう先輩がいてくれるのって心強いです。

僕の新人時代だと「何でも自分で出来るようにならなきゃ！」と当時は空回りしていて、周りを見ず、声もかけずで、目の前の作業を全部一人でやろうと動いてたんだよね。その時、世話役の先輩に「一人で全部やることがいい仕事じゃないぞ」と教えてもらったんだ。

榎本

井上

一人で出来ることには限界があるから、チームみんなで力を合わせようってことですね。

その通り。先輩は目の前のタスクだけじゃなく、全体の進捗状況や他のメンバーの様子を見て、現場をうまくハンドリングしてたんだよね。その時から、広い視野を持って的確に周囲を動かす先輩の姿に憧れるようになって。自分もそんな先輩になりたいと思っていたから、今回世話役に任命されてすごく嬉しかったんだよね。

榎本

井上

榎本さんは今回初めて世話役の一人に抜擢されたんですよね。ちなみに、どんな方が世話役に任命されるんですか？

各部署にいる入社2年目以上の社員の中から、「この人なら指導を任せられる」と判断された社員が世話役を経験できるって聞いたよ。自身も、通常業務と並行して新入社員の現場指導をして、定期的なミーティングを行いながら新入社員のスキル習熟度や資格教育の進捗、メンタルケアの管理も任されるから、僕たちにとっての成長の機会でもあるよね。

榎本

井上

山本さんはこれまでにも何回か世話役を担当した経験があるんですよね？

今回で3回目の世話役になるね。初めて世話役に指名されたのは入社2年目の時だったから、「えぇ！？自分のことも手一杯なのに務まるわけがない！」と不安でいっぱいだったよ（笑）。でも、指導を通じて自分の仕事ぶりを見直したり、どんな話し方が伝わりやすいのかを考えるようになり、「私も成長してる！」って強く実感するようになったかな。

山本

PART.03 巣立ちを見守る親鳥のように、
時に厳しく、時に優しく。

井上

「新入社員を指導するのって難しい！」と思う瞬間もやっぱりあるんですか？

そう思うことばかりだよ〜！ランプ課から次のチームに荷物を引き継ぐ際の作業で細かく伝えられたと思っていても、実作業では発揮できていなかった時もあったので、大事なポイントが伝わってなかったんだなと後で実感することもあるし。いつ、何を、どのように指導すればいいかを考えることはよくあるね。

山本

井上

グランドハンドリングの全容が把握しきれない新人時代だからこそ、「なぜそれが必要なのか」が分からなかったりしますよね。

そうそう。例えば、ランプ課が飛行機から取り下ろした荷物を、手荷物サービス課に引き渡す時。荷物の個数や取り扱い方法、荷物ごとのプライオリティ情報などの共有が疎かになると、手荷物サービス課での作業が大変になってしまう。自分の仕事が飛行機の出発作業のなかでどのような役割を担っているのか。それを理解して仕事ができるような説明を心がけています。

山本

僕の場合は、自主性を育みながらフォローすることに難しさを感じるなぁ。何でも先回りして手助けばかりすると、失敗の経験から得られる学びが無くなってしまう。だから、ある程度自分でやらせてみてからカバーするんだけど、危険の伴う仕事だからこそ、このさじ加減が難しいんだよね。

榎本