TAKE INTERVIEW

瞬発的な判断、入念な準備力、
学んできた英会話だって、
積み上げた力は裏切らない。

瞬発的な判断、入念な準備力、
学んできた英会話だって、
積み上げた力は裏切らない。

PROFILE ハンドリング2部 客室サービス課

吉田 裕太郎

2020年入社 
愛知淑徳大学 文学部総合英語学科出身

入社早々にコロナ禍で一時帰休となってしまった体験や、同期よりも多い異動回数にちょっぴりコンプレックスを抱いていた吉田さん。不遇な経験にもめげず、むしろ自分の強みであるとポジティブに捉える吉田さんにこれから先の目標を伺いました。

航空機を真下から見上げた時の感動と
コロナ禍入社で仕事がなかった不安。

聞き手
吉田さんはもともと大学で英語を専攻していたとのことで、やはり狙いは航空業界でしたか?
そうですね。私が就活をしたのはコロナ禍が始まる前の最後の年で、海外や英語に携われる仕事として航空業界や観光業界の企業を探していました。セントレアであればグランドスタッフ業務を行うCSSのグループ会社にも興味がありました。その応募の過程で偶然見つけたのがCSSでしたが、説明会に参加して、ものすごいカルチャーショックをビビビっと受けたんですよね。
吉田 裕太郎
吉田
聞き手
なるほど。どんなところに驚きましたか?
まずまずグランドハンドラーという職業の存在を知らなかったので、「そんな仕事があるんだ」という驚きがひとつ。航空機を誘導するマーシャラーをすごくカッコいいなと思いましたし、着陸するとグランドハンドラーたちが運転するGSE(地上支援機材)車両が飛行機にたくさん寄り集まるんです。「…あれは何だ!?」と思いました。最後に、グランドハンドラーの視点で飛行機を真下から見上げた時は、トラックとも比較にならない航空機体のあまりの巨大さに、言葉にならない感動を覚えました。
吉田 裕太郎
吉田
聞き手
「もうCSSに就職しよう」って気持ちになったんですね。ちなみにご家族の反応はどうでしたか?
やっぱり驚いてましたね。飛行機が離着陸する現場で働くなんて危なくないのかと心配はしていましたが、最終的には「やりたい仕事をやったらいいよ」と言ってくれました。うちの実家は空港からそれほど遠くない場所にあるんですが、たまに家族が買い物ついでにセントレアまで寄った時は、スカイデッキに上がってどこで私が働いているんだろうかとこっそり見学しているそうです(笑)。
吉田 裕太郎
吉田
聞き手
もうひとつ、吉田さんが入社された2020年はコロナ禍でしたが、実際どうでしたか?
毎日とても不安でした。CSSの新入社員は、最初に2ヶ月ほど各現場を体験する研修を経た上で配属先が決まるのが通例ですが、私たちが入社した2020年4月は空港全体が運休続きの状況で、4月から10月までの半年間、『一時帰休』で働けない日々が続きました。
吉田 裕太郎
吉田
聞き手
当時は「内定取消もやむを得ない」と発表する企業がたくさんありましたよね。
はい。特に航空業界はコロナ禍の影響が大きかった業界のひとつでしたので、ニュースを見るたび不安な気持ちになりました。しかしCSSは、解雇ではなく一時帰休という形で雇用を守り続けてくれまして、「10月より吉田くんは安全品質人財業務課でまずは働いてください」と連絡があった時は、ひと安心というか、“仕事がある”ということがすごく嬉しかったことを覚えています。
吉田 裕太郎
吉田

ジョブローテーションを通じた
幅広い業務経験がもたらすもの。

聞き手
最初の配属先であった安全品質人財業務課では、どんなお仕事を行なっていたんですか?
安全品質人財業務課というのは、現場配属の多いCSSではめずらしい間接部門の部署で、現場から上がってくる報告書の処理などをはじめ、現場での事故やイレギュラーを無くすためのマニュアル作成や安全研修の手伝いなどを行なっていました。間接部門と侮るなかれ、コミュニケーションの取り方であったり、職場での礼儀作法などはここでビシッと指導されましたね。1年半ほどここで勤務し、次はランプ課に異動となりました。
吉田 裕太郎
吉田
聞き手
ランプ課ではどのような業務を経験されたんですか?
到着した航空機から貨物と手荷物を降ろし、また新しい荷物を載せていく搭降載業務です。安全品質人財業務課では業務マニュアルを作成する上で各現場の“予習”もしてきたわけですが、やっぱり聞いた話の大変さと実際にやってみた時の大変さは全然違うなと思いました。例えば、「バラ積みでは荷物が崩れないように載せていくことが大切だ」と理解はしていましたが、手荷物というのは想像以上に重量があり、30〜40分なんてあっという間に過ぎてしまうので、最適配置をじっくり考える暇なんてないのです。判断の瞬発力もそうですし、どれだけ入念に準備できるかが重要だと学びました。
吉田 裕太郎
吉田
聞き手
その後、現在は客室サービス課で勤務中とのことで、仕事の印象は変わるものですか?
ランプ課を1年経験したのちに、今度は客室サービス課に異動となりましたが、「CSSとは別の会社なんじゃないか」と思ってしまうくらい環境は変わりましたね。まず、働く場所が屋外(駐機場)から航空機内に変わったのもそうですし、ランプ課であれば貨物課や手荷物課などと頻繁に連携を取りますが、客室サービス課は独立型チームのような立ち位置で、他部署と連携を取る機会がほとんどないのです。
吉田 裕太郎
吉田
聞き手
確かに、客室サービス課は手荷物や貨物とは関係しないセクションですね。どんな仕事をするんですか?
客室サービス課の役割は大きく3つあります。ひとつは機内で必要とされるアイテムをセットする機用品作業で、CA(キャビンアテンダント)が扱うような救命キットやAED、そのほかにも機内誌、イヤホン、ブランケット、アイマスクなど、20〜30種類のアイテムを過不足なく積み込みます。お客様が座席についた時には当たり前に置いてあるアイテムたちですが、これらを陰ながらセッティングしているのが私たち客室サービス課なのです。
吉田 裕太郎
吉田
聞き手
ひとたび離陸すると補充できないですから、「すみません、入れ忘れました」では済まない仕事ですね…。
はい、責任あるポジションを任されているという意味では、どの部署も変わりません。それで、客室サービス課の2つ目の役割がケータリングの搭載です。お客様の食事や飲み物などは協力会社が手配してくれますが、かなり重量があるものなので、ハイリフトトラックと呼ばれるGSEを運転して客室サービス課がケータリングを機内に搭載します。最後の3つ目が機内のクリーニング作業ですが、こちらも掃除自体は協力会社が行いますので、問題なく掃除が行われているかどうかの監督業務が主な役割となります。
吉田 裕太郎
吉田

学んできた英語力が発揮できる
客室サービスの意外な瞬間。

聞き手
他部署も経験してきた吉田さんが思う、客室サービス課の大変なところって何ですか?
機用品やケータリングを合わせると扱うアイテム数がとても膨大なので、それぞれの名称や特徴を覚えることがまず大変です。加えて、航空会社や国内線・国際線の便の種類、コンフィギュレーションと呼ばれる機内の客室仕様によっても揃えるべきアイテムとその個数が細かく変わってきますので、慣れないうちは本当に混乱すると思います。
吉田 裕太郎
吉田
聞き手
それはまた、大雑把な性格の方では大変かもしれませんね。
自身の性格で業務の品質が変わってはいけませんが、几帳面さや正確性が強く要求される仕事だと思います。機内ではクリーニング業務も同時進行なので、空いている場所やクリーニングの進行状況を見極め、できることを先に済ませていく柔軟さも大切ですね。とはいえ、自分の担当する便の予定が確認できたら、事前に段取りし、積み込みの漏れや不足がないように入念に準備するという点では、どの仕事とも同じです。
吉田 裕太郎
吉田
聞き手
では、どんな時に客室サービス課の仕事の面白さを感じますか?
客室サービス課は他部署と連携することがほとんどないと先ほどお話ししましたが、一方で他の協力会社のスタッフさんとコミュニケーションを取る機会が多くあります。例えば、航空機に搭乗しているCAや機体状況を確認する整備スタッフをはじめ、離陸前にはグランドスタッフとも情報共有をし、「何分にはお客様の搭乗を開始します」とか「車椅子のお客様がいらっしゃるので準備をお願いします」など、空港サービスの一員を任されてる実感があって楽しいですね。
吉田 裕太郎
吉田
聞き手
国際線のCAさんであれば外国籍の方もいますので、学んできた英語を使うシーンがあるのでは?
そうですね、そう長く話すことはないですが外国籍のCAや整備スタッフとコミュニケーションを取る機会はありますね。航空会社によってはCAが客室清掃を行う場合もあるため、「そこで出たゴミを回収しておきましょうか?」「◯◯の業務は必要ですか?」といった英会話は日常的に行なっています。英語が必須のお仕事ではないですけど、私にとっては英語を勉強してきて良かったと思える瞬間です。
吉田 裕太郎
吉田

現場部門でも間接部門でも活躍できる
マルチプレイヤーを目指して。

聞き手
最後に、吉田さんのこれからの目標を伺いたいです。
わかりやすいところで、まずは客室サービス課に必要な業務資格やGSEの運転資格の取得ですね。先ほどお話ししたクリーニング責任者の上位資格の取得も目標のひとつですし、GSEであればハイリフトトラックなども早く運転できるようになりたいです。
吉田 裕太郎
吉田
聞き手
聞いた話ですが、ハイリフトトラックの装着になると、精密な運転技術が要求されるんですよね?
そうなんです。ケータリングを機内に搭載するために、地上から航空機の入り口までリフトを持ち上げるんですが、リフト位置が入り口に遠いと作業時に転落する危険があり、近すぎると今度は飛行機にぶつかってしまいます。段差が生じないようにピタッと定位置にリフトを止める先輩たちの職人技は、見るたびにすごいと思わされます。
吉田 裕太郎
吉田
聞き手
資格取得以外でいうと、目標とされている先輩はいますか?
もしかしたら学生さんたちもすでに出会っているかもしれませんが、人事課の鎌田先輩ですね。というのも、私は同期たちと比べて異動が多い方で、安全品質人財業務課でもランプ課でも、これからもっと仕事を覚えていくぞと思った矢先での異動がちょっとコンプレックスだったんです。でも、別の見方をすれば、同期たちよりもいろんな業務経験と知識を持っていることが、今の自分の強みだと気づきまして。
吉田 裕太郎
吉田
聞き手
なるほど。だから、マルチに活躍されている鎌田さんのような存在になりたいと?
はい、鎌田先輩はジョブローテーションを通じて現場部門でも間接部門でも引っ張りだこのマルチプレイヤーですから、すでに何ども部署異動を経験した身としては、いっそそこまで突き抜けたい気持ちです。英語力もそうですが、前部署で学んできた入念な準備力や判断の瞬発力など、案外、身につけたスキルの幅広さって自分を裏切りませんから。「吉田、次はこんな仕事を任せたいんだが、行けるか?」と聞かれて、自信を持って任せてくださいと言えるような存在になりたいですね。
吉田 裕太郎
吉田

COLUMN プライベート

COLUMNプライベート
昨年の秋にランプ課の先輩と長野県へキャンプに行ってきました。もともとソロキャンに興味があった私ですが、一緒にやってみて実感。グランドハンドラーの先輩たちはみんな手際がいいので、一人より複数で行った方が、準備や撤収がツラくなくていいですね(笑)。それと新入社員の方たちにオススメなのが社員寮。CSSの社員寮は築浅で超キレイかつショッピングモールの目の前にあって月1万5,000円!休日にばったり会った同僚とご飯に行ったり遊びの予定を立てたりと、コミュニケーションが気軽に取りやすい環境ですよ。

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